巨大万華鏡や珍しい万華鏡などのミニ美術館&制作体験も

《伊豆リゾート通信》


<伊東~伊豆高原>周辺 ~観光と自然散策~

<アトリエ・ロッキー万華鏡館>

内外の万華鏡作家の作品や、世界一の巨大万華鏡など、
万華鏡ファンには必見の、貴重でユニークなミニ美術館

 『伊豆高原で入館料が1番やすく、2番目に楽しい』がキャッチフレーズの《アトリエ・ロッキー万華鏡館》(=http://www.mangekyo-kan.com)は、10人も入れば館内がいっぱいになるミニ美術館ですが、万華鏡ファンには必見の、個性あふれる空間です。オープンしたのは2000年3月ということですから、もう20年近くの歴史があります。
 <アトリエ・ロッキー>という美術館名は、昔いっしょに暮らしていた故・愛犬ロッキーに由来しているそうです。故・ロッキーの思い出にステンドグラスをつくろうとしたときに、たまたま万華鏡の魅力を教えられ、それがきっかけで美術館をオープンすることに…。

貴重な万華鏡や珍しい作品が陳列された館内

内外の有名作家の作品も鑑賞できる

 館内には、日本の万華鏡作家の第一人者といわれ、館長・伊藤さんの師匠でもある山見浩司氏の作品をはじめ、海外や日本の代表的な万華鏡作家の作品が展示されています。館外のオープンスペースにも様々な万華鏡が所狭しと並べられており、たとえば変わったところでは、昔懐かしい赤いポストや赤電話、メリーゴーラウンド、ツタンカーメン、モアイ像、etc.…の様々な万華鏡、数えあげたらキリがないほどの珍品ぞろい…!? それらのレンズを一つ一つ覗いてみるとそれぞれにユニークな万華鏡模様が楽しめるようになっています。  長年かけて作り上げたというアイデア万華鏡の数々、〜「万華鏡づくりを教わっているうちに、私には万華鏡作家になる絵心も美的センスもないことに気づきました」と謙遜する伊藤さん。そこで考えたのが、「コレクションしていた品々を片っ端から万華鏡にしてしまうこと。10年以上いろいろと作っているうちに支離滅裂なコーナーになってしまいました」とか。

 なかでも特筆すべきは、2006年にお目見えして話題となった横型オイルタイプとしては世界初・世界一の巨大万華鏡「SPASE WALK」(全長13m・高さ3.5m)というのがあります。鏡面サイズも全長9m・高さ3.5mあり、こちらは覗くのではなく、人がそのままトンネルのような巨大万華鏡のなかに入って体験するというもの。刻々と変化する色彩の宇宙空間にいるような不思議な体験ができます。

巨大万華鏡「SPASE WALK」のイメージ

 万華鏡の制作体験コース(要予約)もあり、ここでは自分が創りたい万華鏡をサンプルのなかから選び、制作時間は通常15分から30分程度。
 プロ仕様のミラーやオリジナルの部品を使用するため、料金はドライタイプの3,000円からオイルタイプの7,000円まで。ちょっと高めだが、自分だけの本格的なオリジナル万華鏡の制作が常時体験できるのがアトリエ・ロッキーならではの特徴です。
 体験制作の万華鏡には、壊れた場合でも安心の無期限の保証書がついているそうです。

制作体験コースでは本格的な万華鏡が創れる

      

(取材:2019年 2月)

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